三ヶ根山登山三昧(2) じてんしゃといっしょ!登山道&廃道地獄
- 2018/03/11
- 22:37
さて、自転車を担いでの登山です。
ぐぐるマップは登山道は基本書いてくれません。
地理院地図なら書いてくれているのでトレースする…んだけど…という話をしていきます
さあ登山道スター…ト…ちょっと坂キツくないっすか?
十五丁は山頂までなのか、山麓からなのか
ヤバイ、全ルート中ダントツで斜度がある。
まあ色んなルートが有る中でコレは最短距離で突っ切ってるから予測すべきだった。
今回は通り抜けるルートなので自転車を担いでの登山なのに…
十六丁なので数が進んでる。山麓から数えてるっぽいね?
とか言っている場合ではなく、道の荒れも全ルートでダントツ。
正面に倒木、越えた先にはでかい石ともう歩く邪魔がされ放題。
泣くぞ。
ああ、沢登りまっしぐらのコースだったのか。
落ち葉やらも多くて隠れた石に気づきにくい
十七丁目。
傾いてる、頑張れ。自分も。
本当に当然のように倒木があったりする。
何よりこの道、人とすれ違う。
こんな狭い所で自転車持って登ってるから頑張って避けます。スイマセン邪魔しとります
ロープもないのに壁みたいな所を時々登らされるのを繰り返してる。
十八丁目は元気になったね!こっちは死にそうです。
なんか三ヶ根駅への筋があるそうで。実際に道らしきものもあった。
でもこれ東に抜ける分かれ道なので、地理院地図にすらない道ということになる。
本当に行けるのかな?
水が入っちゃって何が書いてあるかわからなくなっちゃってるのって時々あるよね。
自転車を背負うとペースが一気に落ちる。
足へかかる重さが上がるので、バランスをとるのが非常に難しくなる。
肩はそこそこ大丈夫になってきたんだけど、支える腕、主に肘が痛くなってたまらん。
そんな中よりにもよってガチの登山道を登っちゃったわけだけど、なんとかガードレールが見える。
前回はあまりの傾斜に階段かと思ってたんだけど、
これ普通に道なんだね。
本当にすごい傾斜でザクザク登らされたよ。
距離は短いんだけど、ペースが遅すぎて早く進んでる気が全くしない。
それでも気を使って登ってると自転車は割りかし汚れないよ。
帰ったら掃除するけどね。
前回横断歩道を渡って見た風景です。
いやあこんなにマゾいところだったとは…
三ヶ根山スカイラインは自転車は車道を走ってはいけません。
降りて歩行者として横道を歩く分には問題ないがね!HAHAHA
よく山行きで自転車を担いでいるので「ロードバイク、とは」と問われるんだけど
自分は「ロードバイクとは、舗装路を速く走れる自転車」と答えるだけ。
舗装されてなかったら走らないようにしてるだけさ!
今回は三ヶ根観音へは行かず東へ向かいます。
すぐそばに廃墟がある。
茶屋ってあるしまあ普通に畳んでそのまんまなんでしょう
テレビに云々という看板が過去の繁盛ぶりを引き立てていて、
しっかりとした立入禁止がギャップを醸し出して哀愁が増す感じ
一旦スカイラインとは別れてゆーとぴあ三ヶ根へ向かいます
と、にゃーんちゃん。
この辺り、なんでか猫がいっぱいいるよ。廃墟の奥にも居た
ギアチェン音にビビって逃げちゃったけど。
まあここ自転車が来るところじゃないし、慣れるわけがないよなあ
ゆーとぴあ三ヶ根はちゃんと営業していて車もバイクも居るので自転車を止めます。
後ろにはまた愛国っぽい碑が…まあ右でも左でもいいんだけど程々にね
程々の愛国は良いことだよね。程々の国の批判も良いこと。ね
喫茶の中はかなり景色がいいです。
お店は人の良い初老の夫婦らしき人らが切り盛りしていて、
台湾やら草花やらの資料や展示が山盛りだったりして、すごい独特の雰囲気。
料理は3人被ると数十分待つ点さえ妥協できれば、
そば+小物でおいしくて¥600と山の店なのにリーズナブルでぜひ寄っとけと言えるお店です
ゆーとぴあ三ヶ根でゆっくり休んだら、東に横断歩道があるので渡って南東へ行くと
「これ道…なんだよね?」って感じの筋が見えるので恐る恐る入ってみます
それがロープウェイ山頂駅跡への道です。
思えばここで何かを感じるべきだったんだけど…
道はそこそこ荒れてるけどまあさっきの登りとどっこいどっこい。
順調にコンクリの建造物が見える辺りで三角点とやらを見に寄り道をしてみます
急に獣道に。まあ登山道と獣道は大差ないんだけど自転車が引っかかりやすいのが嫌。
開けた所に出たんだけど。
三角点の示す先は崖なんだけど。
自転車を置いて散策したけど、
どうもスカイラインの方が近そうだったので諦め。
サブ目的なら無理する必要ナッシング。
なんか高台のようなものがあるけど、景色は駄目です。
木がボーボー。整備されていた時代はよく見えたのかな?
というより、後ろを向くとそれなりのスペースがあるので、
舞台というかそういうもののほうが近そう。
大体のことは分かったので分かれ道へ戻ってロープウェイの跡へ向かいます。
三ヶ根山ロープウェイ、山頂駅跡。
自転車抱えて持ってきたやつはあんまいないんじゃないでしょうか。
三ヶ根絡みのすべての施設は稼働中の施設すらことごとく古く、
こういう廃墟はそこかしこに存在する。
マニアはこの辺本当に楽しく周れそうだよね
駅からの景色。
東を眺めてるから、形原温泉~蒲郡を眺めている感じ。
現在地の確認。なにかの境界線にちょうど被ってる辺り。
標高は300m弱。
ここから200mを東に降りていきます。
って、いきなり変な道が。
これも地理院地図にない道の案内です
…これもしかして北から伸びてる点線の道につながるのかな
まあ今回は関係ない道。
倒れてるけど方向はあってる、この看板に沿って形原温泉へ向かいます。
向かいま…す…
崖じゃねえか!!
いや降りれなくは…降りれ…すっごい滑るよ!
もうほとんど転びながら降りるイメージ。
前回の山麓がガチ廃墟&廃道だったから気づくべきだったんだけど、
この道、おそらくほぼ誰も通ってない。
通っていても一桁人/年。
そんな中、自転車を背負っての下りです。
のっけからの崖下り、マジでギリギリ。
とりあえず、降りるは降りた。ケガ損傷一切なし。
振り返って撮ったけど崖だよね!
なんだよこれ!登山道にしたっておかしくないかい!?
もう一丁ある。
詰みかけては自転車を支えながら自分が先に落ちたり、
木に体を無理やりぶつけたりしてなんとか降りていく。
自転車だけはどうやっても引っ掛けないようにして降りる。
もう意地だったけど、なんとか降りることは出来た。
降りたら手水…かな?
すくうやつがあるね、神社でもあるのかな
最初の崖さえ超えれば後はただの野道になる。
ただ、すんごい細い。
2人分の幅はあまりない。
まあ登山道なら普通なんだけど、自転車背負ってると気を使うのでかなり辛いことになる。
右に分かれ道があります。あるんですよ。
これは地理院地図にもある分かれ道で、スカイラインに接続している黒線、
これがここを右に行く道です。
でもそんな所に出たとして、それからどうするんだろう…
野道だけど嫌んなるくらいに野道らしい。
階段もなく、その割に急な下りは時々あるので本当に辛い。
幅も狭く気疲れする中で、更に倒木もある。
後悔ばかりが増すばかりだけど、進める限りは進んでみる。
だから狭いんだって。
どう通せっていうのさ。
(自転車を担いでの走行は想定されていないのが普通)
まあ1台分あれば通れるんだけどね。
倒木三連星。
笑い泣きする気力もなくなってくる。
いや普通に歩いてるだけだったら大きな問題じゃなかったんだろうけどね。
まあ渡れちゃうんだけどね。
またげる高さでよかったよ
前回はあれだけ邪魔に思えた石が、今は癒やし。
段差がきっちりあるので、足場の確保に頭を悩ませなくて済むから。
ついでに土に隠れている石でバランスを崩すってこともないしいいことだらけじゃん
通れなくはない…そんな道がずっと続く。
でもこの辺りで気づくんだけど、誰かが登った跡があるんだよね。
1箇所撮り忘れたけど分かりにくい分かれ道があったんだけど、
滑った跡があったからそれを追ったら合ってて助かったり。
人が通らなさすぎて草がふさいじゃってるよ。
もう完全に廃道。
でも道筋だけはちゃんと見えるんだよね。
この辺りでそろそろ東へ曲がるはず。といった所で道筋が消える。
左に行くのがなんか正道に見えるんだけど、
ぐぐるマップも同時に使って比較しながら確認するに、
右奥の倒木のありそうな所をくぐるのが正解のようで…。
地理院地図だと、分かれ道から一曲がりした先のギザギザの部分なので、
右に曲がるのが正解なのです。
がんばって降りて振り返って撮る。
いやこれ、何度目かなんですよ、確かに高さはあったけどね。
これが特別ってわけじゃない、そういう廃道です。
そういえば斜度に関してはずっと急だったり平らだったりで、
全く安定しなかった点に置いては安定していたな…
と、ついに久しぶりの人工物に到着です。
もう建物が少し見えるので、ラストの直角カーブその1にさしかかってるらしい。
のだけど…道筋が見えない…
←左に行く筋、右に行く筋。→
右ははっきり筋が見えるけど、左はトラロープと竹が置いてあるので道に見えない。
でも右ってどう見ても南東へ向かってるので、建物がありそうだけど違う道に行くよね?
という消去法で、左の道に見えない道の方へ向かってみます。
なんと正解!
建物の間を縫う道になっていきます。
いやー、やっぱり廃墟だけど廃寺では無さそうだわ。
なんというか、小さい食事処というか。
今も小さい小屋で焼き肉をやっているようだし、
これらもそういった施設郡の一つだったとかはありそうだね。
多分コレだな的に降りていく。
というより、分かれ道がだいたい小屋への行き止まりなので、自然と誘導されていっちゃう。
ただ、ここが合っているかはかなり微妙な所。
直角に通りに交わるはずなんだよね…
まあこの交わった道自体は正解です。
ちなみに、この道から山麓園の人らが通ります。
小屋だらけ。
でも下で話し声もしたりして、全然廃墟じゃない所が多いのが面白いポイント。
使っているところはきちんと塗装されているし、狭いけど綺麗。
でも最後の迷いどころはこれです。
かなり迷ったんだけど、どう見ても行き止まりの左奥に突っ込むのが正解なんですよ…
で、正解だったんですよ…
更に後ろで人を待たせてたんですよ。ゴメンナサイ
(普通に「自転車でなんでこんなとこに!?」って盛り上がってはくれていたけど、ね)
使われない区画に入った途端にこれ。
でも、前回の行き止まりとは明らかに違う所を通ってるね。
そしてたどり着いたのは前回お寺だと思っていた不動尊のあったところでした。
再掲になるけど、これ。
この建物を右に曲がって登るのが正規ルートだったようです。
前回は登る筋が見えないとか書いちゃってたんだけど、
見落としてたか、試さず諦めてたわけです
この建物が奥にやたら長いとか、考えもしていなかったわけで。
やっと道が繋がりました。
ようやく一安心。もう短いけどね。
でも、これを道って言っちゃう?
まあ、今更か…
後は荒れた階段を降りて、横の空いた所から抜けたら、下山完了です。
いや、よりにもよって自転車を持って行くと決めたルートが三ヶ根山で一番きついルートだったとは。
急坂と廃道。倒木落石土葉枝にと荒れ道三昧。
さすがにもう来たくない感がすごい…
今の所三ヶ根山にもう一度登るなら、という問いには
自転車置いて南から登って観光したらまた南へ降りる、と答えます。
第2見晴台はぶっちゃけ微妙だし、
それなら見晴台を見ながら観音を抜けてゆーとぴあでお茶でも飲みながら景色をまた眺めて
気が向いたら山頂駅跡を見て引き返します。
北行きにまだ管理事務所裏から抜ける筋もあるけど、
正直言って自転車背負って登るには何かしら無理しないと登れない道しかないとわかったので、
置いて登ってまた帰って回収のスタイルがここでは一番だと思いました。今んとこね
ちなみに今日は強い西風だったので帰りは西に行く度泣くことに。
北上しても以前の豊川放水路ばりのハンドルを取られる横風だったし、
辛いことこの上なかったな…
それでも距離がやっぱそれほどでもなかったので体の怠さが少ないのが幸い。
獲得標高は1100mになったし、山登りまでしたんだけど、
やっぱり距離を稼がないとカロリーの消耗は100km超えほど多くないね。
というのが実感できたので、ここまでやった意味はあったと思います。
あとは自転車を掃除しなきゃね、というところでおしまい。
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