シングルスピードで歩く青崩峠⑤ 青崩峠~水窪で帰ろう
- 2021/10/18
- 07:15
青崩峠までやってきました。
6万のシングルスピード(7.7kg)で廃駅跡を見ながら南信州ウォーキングコースで遠山郷へ、
そこから割と後半激坂なR152を南下して駐車場国道を見ながら大きな崖崩れを迂回しながら登山道へ
登山道も露頭や採石場跡を探しながら登ってきました。随分遠回りしたなあ
自己責任もうまく使えば好き放題出来るものです。
さて、それでは最後に足神神社へお参りに行きましょう。
遠山郷で買ったおまんじゅうを頬張ったらね
出掛け前にもお話しましたが、この日は神社の例大祭の日です。
但しお知らせの手紙はコロナ禍につき自粛されていたため、遅刻前提でこうして寄り道しまくっていました
と時間を見たら14時過ぎどころか半で絶対遅刻、楽しみすぎたか…
さすがに遅すぎとは思うものの、お参りだけは行きましょう。
いつもは登っていた道です。降りるって楽でいいなあ!逆に登山道めんどかったけど
こちら(浜松)側はとてもアクセスしやすい道なので、峠から更に夫婦で来ていた方とすれ違いました
こっちに来た瞬間人の気ありすぎてホント青崩峠を挟み南北で分かれる光と闇。
あっという間に林道青崩線との交差まで来ました。
調子がいいので引き続き野道の秋葉街道で降りていきます。まあこの区間はどっちも野道同然だが
秋葉街道を降りてすぐ建次屋敷跡が見えてきます。2019で撮った黒看板も載せとくね
4人に勝てるわけ無いだろ!って感じでやりたい放題されてしまった救いのないお話です
こんな山奥でまあ悪いことできたもんだ。この奥に見えるガードレールが林道青崩線です
これ以降は林道から離れて下り続けます。The登山道の長野側とは違い石畳で風情がある
少し歩きにくいけどね。それでも急すぎず快適に下りていけます
大分降りて来た頃、武田信玄の腰掛け岩を通り過ぎます。
こんな森を抜けて三方ヶ原の戦いまで勝つってようやったわと思う
三方ヶ原(遠江)の他に三河と美濃にも同時に攻めていたし、
あの時代に大規模機動戦を仕掛けて病気がなければうまく行っていた武田信玄ってほんとすごいと思います
信玄の腰掛け岩を過ぎると秋葉街道はあと少しです。
舗道が見えてきました。林道青崩線です
まああの左奥でダートになるんだけどね
上の方にもあったけど、古道の看板は浜松側にも普通にあります
というわけで塩の道秋葉街道の石畳の道・起点まで降りてきました。標高は990mくらい
安全に林の中を独特な石畳で楽しめるとても良い道でした。まあ普通はここの往復にするわな…
見るものも多くて良い限り。
あとは足神神社まで降りていきます。
去年計測できましたが最大17%で平均10%傾斜の区間なので下り序盤もまあ速度が乗る乗る
その先が完全な超激坂で見落としていたけれど強クラスだったのです
木地屋の墓まで一瞬でした。木製食器などの生活必需品を作ってくれる職の人で山里でよく聞く特殊な職
この辺りは辰之戸というここ一帯では最北の集落もあったそうで、その名の付いた橋が残っています
近くにあるツゴノ沢大滝の凍った風景とかすごいらしいが真冬にここまで来るかと言うとうん
その後も一気に降りて悉平太郎の墓に。
神をも殺せるわんこだそうだが神殺しで負った傷が大きく、ここを始め点在するどこかの墓に眠る
ここまで来ると足神神社は目の前です
という訳で足神神社に着きましたが完全に撤収した後でした。AM11:00からではさすがにな…
写真も取り忘れていたのでせっかくなので4年分の写真を貼っておきます
こちらが足神神社。
鎌倉時代に北条時頼が行脚の際に痛めた足を治してくれた庄屋さんを、感謝からか死後祀ったのが始まり。
脚にご利益があるとのことですが、自転車で来るとここまでの超激坂で脚付きせずに来ることが困難
ここに登れたら既に足神なのである。
今年は絵馬に遅刻連絡をしておきました
引き続き過去の画像集。
足神神社のすぐそばにあるのが足神の水です。水質としては普通の軟水だが立地のおかげでなんだか有難い
脚にかけるとご利益があるとのことで、今年はそうしておきました
さて一休みしたら下り再開。先述の通りここからはさらなる激坂です
R152の草木トンネルをくぐるまでの区間が顕著で傾斜は15~18%、最大20%でゆるい部分はありません
晴れのリムブレーキとはいえシングルスピード故フロントヘビーでタイヤ性能も悪いとちょっと不安なので、
一応歩いて降りることにします。タイヤはパナのよう知らんペア¥3000の25cだよ
一気に下りヘアピンを過ぎた頃、お地蔵様を見つけました
これは去年話としては聞いていたさば地蔵でした!サバを抱いているそうだが
が、これは新しいもので別で古い方の3体が川向うの祠に有るとのこと。
ちなみにお話としては釣り上げた「ヌシ」を色々怪しいし周りも止めたのに食べようとして結局捨ててしまい
それ以降祟りのような出来事が続いたので建てられたそうです
その後も急下り。この一帯は東の大ヌタ山関係と思わしき作業道が割と見られる。
あとはサバ地蔵の少し下に氷壁がありました。冬はキレイに氷が張るそうだ
この付近に先程のサバ地蔵の本物も有るようで、今後歩きで登るのも楽しそうです
その2つがあった一帯の坂を下ってから。
一瞬11%があるだけの超激坂です。これを2倍くらい長くすると暗峠
あとはトンネルの管理でもするつもりだったのか、建物跡を見ながら降りたら草木トンネルをくぐります
斜め上に微妙に草木トンネルが見えるかな。静岡県側でやっと見るR152です
超激坂区間はここまで、あとは普通の坂道になります
トンネルの後も林道青崩線なのでコンクリ舗装ですが傾斜は最高13%、
下りはゆるい中で一瞬上りもあるくらいのゆるい区間になります
なので草木トンネルからのR152が降りてくる形に。
林道青崩線の起点に到着。工事用通路感がマシマシである
まあこっち側も工事しているだろうしねえ。
撮影していませんがこのR152側にはトイレがあります。ちゃんと使えるので覚えておきましょう
2020年のものですが貼っておきます
ちなみに逆側には津名神社がありますが結局行ったことはありません
※2022.7追記 再訪の際に寄ったので貼っておきます。階段からは少し岩肌を登りました
並走しながら降りてきた道は前述の通りかつて三遠南信自動車道でしたが今はごく普通のR152、
なので自転車でも登ってもいいのだけど傾斜9%…この距離はシングルスピードだと若干無理っぽい
素直にR152を水窪へ降りていきます。
この区間のR152は傾斜バラバラ、平らもあれば10%もあるよといった感じで長めに降りました
サングラスめっちゃ曇ってたからほぼ無視界だったけど
それで塩の駅まで降りてきたのですが安定のやっていない。道の駅ではないのですぐ終わってる!
ごはん処の国盗りは…と思ったら垂れ幕が思いっきり変わっている。営業時間は同じ11:00~14:00
もしかしたら国盗りの方は閉店してお土産屋だけになったのかな。そしてカフェが2枚め右手側に増えた
掛け変わった後にあるのは「水窪の里の駅・碧」。どんなものかまた様子を見に行きたいもんだね
ちなみにトイレはここにはなく、少し北上した所に公衆トイレがありました。(少なくとも2020年は)
あとは一帯を散策…しようと思ったら青崩峠でお話した老夫婦の車が追い越していきました。
旦那さんが手まで振ってくれたのでさすがに分かる。こういうのは楽しいもので手を振り返し
ここでふと思って調べたら次の電車はこの辺りは水窪しか止まらない特急伊那路。
おっいいの通ってんじゃん!とキリが良いので水窪駅へ北上することにしました。腹も減ったしね
水窪はR152の一本西裏に小さな商店街がありまして、2019の時には一時用の靴を求めに行ったりしました
帰りの電車はあと1時間弱あったのでそちらを見に行ってみます。お題はご飯です
3枚目は多分亀ノ甲山辺り。自然がすぐ近くにあって、たまに来る分には見る全てが楽しい風景。
というわけで商店街を見てきましたが、
コロナ禍のせいかやっている店がないと言うか栃もち食べに小松屋来ても日曜日はダメだったかあ!
日曜に来たのは初めてだったのでこれは予想外です。他にも居酒屋だったので営業していなかったりも
ただしスーパーやまみちは営業していたのでセーフ。
ご飯の調達に成功してあとは帰るだけになりました
あとは店を出て東側、多分常光寺山辺りをパシャリ。
最後は水窪駅で終了、ワイドビュー伊那路の時間は余裕で合わせられました
特急券高いだけあって豊橋まであっという間だったぜシートフカフカですぐ寝てたけど
そんな訳で帰宅。結局今回の旅はシングルスピードで平岡から遠山郷経由で水窪への旅となったのでした
距離は短いですが、大量に寄り道して行けるだけ行ききった感はあるのでとても満足です。
ちなみにシングルスピードで登ったので筋力的にはかなり使いました
例年とは違った方向からシングルスピードで挑んだ旅の所感ですが、
北側からでもかなり厳しい道だと感じました。主にR152後半からの傾斜
担ぐにはそこまで軽くはないとか重心バランス悪くて下るの結構怖いとかもあったけど、それよりは急坂かな
次回以降は真面目にセラフくんを持ってこようと思います。あと例大祭の時間に間に合うように水窪からね
来年にはR152の崖崩れ、安定しているといいな。
というわけですがあと一つ。
最後にお知らせです
画像でロダの容量が大体一杯になったのでブログはほぼおしまいになります。
まあ記事ごとに何百枚も上げればこうもなる。
しかし後で見返す自分への配慮が一番だから止めることはないんだな!
FC2のままでも課金すると容量無制限になりますが、
タイミングが良いのでそちらを重視して終わることにしました
思えば2017に青崩峠へ行ったときからこのペースでちょうど4年は逆によく持った方だと思う。
この4年間のまとめ記事位は書くかもしれないけど(最低限の画像で済むから)
旅の記事は今年の青崩峠で最後ですね。
そんなわけで色んな意味でお疲れ!
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