シングルスピードで歩く青崩峠③-2 まさかの秋葉街道行き からの、旧崩壊地を直登
- 2021/10/18
- 00:17
2017からこれまで、色々と崩れはありましたがR152だけはなんとか道通り通れてきました。
いつかだめになるだろうとは思っていましたが、
それはもう1.5km南にある崩壊2連地点だと思っていたので意外ではあります
山は本当に読めないものだねえ。
・秋葉街道分岐②
という訳で再掲。前回でここまで戻っていますので、2019ぶりの秋葉街道を歩きに行ってみます
なお、短いですが降りきるまではきちんと舗装されており、そこから秋葉街道へ合流してからが本番です
こういうわけで、今回のルートはこの様になりました。ザ・カオス。
前回は【1】まずはR152へ【2】山体崩壊で戻る、で現在の秋葉街道分岐②に戻ってきた
んですが分かりますかね。
というわけで降りまして秋葉街道へ合流…あるゑ?
工事の道ですっごく開けているんだけど?ジメジメしていそうな林の区間は?早速記憶と異なる光景です
ていうか小嵐トンネルより結構南の地点なんだけどここを工事する理由ってなんなの。
ってGoogleMapも情報追いついていなくて今回使い物にならないじゃん。
・廃屋(開かれた)
旧家の建物だけは残されています。瓦礫なんかはそのままに上り道が撤去されています
なんかキレイにされたのはいいけど、逆に晒しものにされたような感じで雨風に弱そう。
2021 2019
住処と思わしき北の木の家と、蔵っぽい白い建物、その奥に小さな倉庫と思わしき小屋の構成。
って小屋の奥に駐車場の看板があるけど、まさかここまで一般車でアクセスできる前提なの?
これもしかして、ワンチャン秋葉街道を車でもアクセスできる観光道として整備しようとして…ないかな。
建物裏も整備されていたので見に行きます。2019の時はこんな道筋なかった
小屋にゴルフバッグがある所までそのままなので、中身に関しては本当に手を付けていないようです
そして奥は瓦礫が少し整理されている感じ、ここが駐車場スペースか。
本当に観光地にされそうな所でした…この先砂防ダムへ急めの登りなので立地も適しているし
あとは自転車を持って2019のルートをなぞってみます。
7.7kgはセラフくんと比べるとどうしても重いというかこのルート完全に想定外なんで若干後悔しています
ちなみに「安全通路」ってあったけどこんな人一人分がギリギリの道をそう言っちゃっていいのだろうか。
秋葉街道入り口の看板も残っていました。遺構に触らないでくれるスタイルはありがたい
しかし以前と比べて日差しの厳しい地帯になりました。正直本気で10月で良かった
そして看板から先は砂防ダムへ向かって急めな傾斜を上っていきます。ていうか砂めちゃ高く積んであるな
光量の差よ。そしてここやっぱり安全通路でいいのか。
2021 2019
登り途中にあるウォーキングコースの看板です。これは2017以前の古いもの
あと、注意看板があったけどココだっただろうか?記憶違いでなければ上から移設されたかもしれません
というか、砂防ダム思い切りカットされていませんかね。
この上で何をするつもりなんだろう?
こちらは引き続き旧砂防ダムの傾斜に沿って登ります。肩に担ぐのが重いと辛いんだよねえー
こちらの古道看板は2018からの新しいやつです
・砂防ダム(カット済)頂点
登りきりました。この奥で川の流れで今歩いている道は分断…ん?
なんか川の流れから変わってんな!?
歩道まで切り開かれているのはまあそっちは元から分断していたけど
・川で分断(されていた)地点
比較できる地点がありました。道の盛り土で川が完全に右(西)に退けられた形です。
同じ所を見ているのに全く違う光景だ
ありがたいけどここまで力を入れて整備するのって本気で理由がわかんねえ。しかも秋葉街道から外れている
多分上流の砂防をどうにかするつもりなんだろうけど。R152の引き直しは小嵐川そばじゃ考えにくいし
2021 2019
水は残っていますが川はもうないので普通に渡れます。思い切り水を抜いた跡が邪魔だけどまあ
今更ですが右の工事道ではなく、左の丘の草むらへ向かうのが秋葉街道です。簡易トイレが目印
工事道は護岸堤防でも作るつもりかって勢いでまだまだ川沿いに上っていました。
脇には砂防ダムが隠れていました。一度大きく崩れる前はちゃんと機能していたのかな
青崩峠古道の看板を見ながら登ります。
登りました。こうして後ろを見ても大規模に切り開いて埋めれらた跡がよくわかります
2021 2019
つぶやき君も当然一緒。
6万で組んだ自転車の試練、まだまだ続くよ。
上流で小嵐第3砂防堰提の工事と思わしき現場を見つけました。秋葉街道がまた開けた…
ちなみに砂防ダムが切り開かれた道は舗装されており、水を抜いた区間はなんと水瓶に。
ルートが階段に変わり一瞬工事用道路を通るようになっていました。
追記終わり
この辺りは丁度R152で引き返した崖崩れの真下です。なのでここは元から景色が開けています
草ばかりですが一応歩ける道筋はある中を上っていきます
一旦平坦になりました。
特に理由がありますので自転車をここに置いておきます。理由は後述
・梅ノ木島集落入り口
とりあえず、梅ノ木島の集落は気になるので身軽な状態で見に行きます。
以前引っ付き虫に嫌な目に遭わされたため、踏み固めながら上っていくと集落の入口に着きました
椅子なんてあったっけ?と思って見返したらやはり増えていました。どこかから移したのかな?
2019と同じく、武田信玄騎馬軍団も通った道とアピールがあります。
まあ当人達からしたら「(通った時と峠の形違うんだけど…)」かもしれないのですが。
道沿いに歩いてみます。
茶器が置いてあったり、建物跡があったりするのは変わらずでした
そして登ると判之木茶屋跡が…潰れてる!?
・判之木茶屋跡(ぺしゃんこ)
少ない柱ながら自立していた茶屋跡でしたが、ぺっしゃんこになっています。消火器はどこに行ったんだろう
2021 2019
上物とか全部撤去されていて簡単に崩れる要素はなさそうだったんですが、縦方向にイッていますね
建物真ん中あたりに応力が掛かってしまった感じに見えます。
今に遺る、まあ現状でもあながち間違いではない感じなのでいいといえばいいのでしょう。
と思ったんですが、それより右下に「「旧田口家」愛知県岡崎市へ」とあります。ん、どこそれ
旧田口家は豊田というか足助の集落にある旧家なので岡崎はほぼ無関係です
ただ、一応遥か昔の秋葉街道と岡崎方面は薄ーく関連していたようです。それで並列して書いた?
ただ、そんな事わざわざ書くかなって感じなので別に理由がある気がするけど。
いきなり出てくる地元の名前にびっくりだったのでした。足助を岡崎市と思い込んだなんてオチはやめてね
奥に行けば松原橋(跡)から松原住居跡+一軒、そこを過ぎればやや長く歩きますがR152に上って合流できます
が、自転車を先程置いてきましたので取りに戻ります、判之木茶屋跡を反対側から眺めながら。
あとは一帯を眺めていましたが特筆するようなものはありませんでした。杉並木が美しいのみ!
さて自転車を取りに戻るのですが、先述の通り理由があって置きました。
というのもR152の崖崩れは安定しておらず危険を感じて退きましたが、
こちら側の斜面はもっと昔に崩れたと思われ、今は安定しています。
そして斜面も登れなくはない傾斜で、崩れから年数もそこそこっぽく草も大して生えていません。
つまりやろうと思えば、自転車を置いたあの場所からR152へ直登できる状況なのです。
まあ4年も何も考えず歩いていたわけではなく、予見して備えていましたので。
お目当てはあの山上にある小屋です。
という訳でいっちょ自転車担いで直登、やってみますか!
・直登
自転車があるのでガチでまっすぐ登れるというわけでもなく、何度か一息つきながらの登りです
ただしマイペースならば思った通りに全然登れる。17%位なので身軽なら本当にまっすぐ行けそう
予想通り草むらも藪なんてレベルまで成長していないので、足元も確認できるため大分難易度は低いです
半分くらい。下を見れば梅ノ木島の入り口が大分離れてきました
横を見れば水が流れてえぐれている部分が…ああ、小屋も分断していた
これは崖崩れ側への迂回が必要そうです。
一旦えぐれの端点までまっすぐ登りました。ここから尾根を歩く感じでR152を目指します
傾斜は落ち着いたものの、歩ける箇所が一気に減るのでそこだけ気をつけて登ります。
・山体崩壊
登りました。結局秋葉街道を迂回して対岸まで登ってきた形です
改めて見ると砂防ダムの跡が結構残っているのが見えます
反対側から見ると視点が変わって見えてくるものがあります。
崩れはこちら側に集中したようで、向こう側の石積み周辺の状況はあまり変わっていません
なので、実は思ったより大規模な崩れではなかったと思います。本当に追加。
ただし、安全を重視して回避したのは正解だと思っています
秋葉街道が色々変わっているのが知れて楽しかったし。思いの外面白いことになっていたね。
2021 2020
ただ、これでもう安定するか?というと、こうして見ると否ですね。まだまだ何かあるかもないかも
この沢がどうにかならないと復旧の話も始まらないだろうしなあ。
という感じでこの崖崩れは悩みのタネであり続けそうなのでした
予定外の崖崩れでしたが、迂回から直登でなんとか戻ってこれました。
そこまできつくなかったのでよほど状況が悪化しない限りはこのルートを今後も使おうと思います
秋葉街道を楽しめるようにルートが改変されたのだという感じに捉えて今回はおしまい。
今後はまたR152に戻れましたので端点まで登りを再開していきます。
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