只今天の丸の北離れにある狭い2本の道との交差点あたりに居ます。
ここから東の遠望峰山に登るわけですが、
ここにはかつてとぼねスカイランドという人工スキー場があったそうです
GoogleMapに過去の航空写真を乗せるサービスが有ったので使ってみました。左下が天の丸
こんな感じにスキーリフトと芝スキー、展望台(これは元からあったそうだ)、裏にフィールドアスレチック
東には駐車場と、売店?展望台?があったようです。
天の丸の北西にテニスコートがありますが、今は風の谷の庵になっています
まあ上の地図の通り完全に自然に戻されたので遺構というのはないに等しいんですが、
一応見に行ってみることにします
※2022/2/20に再訪したので追記しています。
というわけで階段を登り始めます…が、初夏の野道は草ボーボーだ!
現地だと一応階段の筋くらいは見えてはいるんだけど、写真だと何一つわかんねえな。
一旦階段を上り切る頃に開発記念の碑があります。遠望峰山ではなく遠峰山になっています
あと草で隠れていますが幸田町長と書いてあります。天の丸やこの辺りは一応幸田町だからです
碑の先には柵が。閉まっているのは見たことがありません
下を見れば階段で一気に登った感じで先程の駐車場が下に見えます。
遊歩道をガツガツ上ります。一応コンクリ舗装はされている
傾斜は途中で緩くなる17%〜24%、
暗峠…を挙げがちですが実際は同じR308の
榁木峠と言った感じ
遊歩道は昔からある道で、右にかつての人工スキー場のゲレンデというか滑走面があったはずなんですが、
見る影もないどころかただの草藪どころか森です。
追記:草が少なければ、右(東)に旧滑走路跡が見えます。形状の都合で上りたてが一番見えます
奥に行ってみると擁壁の残りが確認できました。岸壁に布で養生してある?って感じでした
雑木林になっていてとてもなぞってみようとは思えない状態なんですが、形状だけ残っている感じでした
2枚めが登り、3枚めが下り側の写真です。
ちなみに下り切ると天の丸の浄化槽辺りに着きます。
写真奥の2段めの擁壁の奥が滑走路ですので、そうなるでしょう
追記終わり
夏の草のボーボーぶりやべえなと思っていましたが、
直進しきって傾斜が緩くなる頃にはようやく草も落ち着いてきます
遠望峰山への案内も出てきますが、登り途中にもう一つあったような、こっちに移ったのか埋まったのか…
山頂へ100m、下の天の丸が300mなあたり、短い登山道です。
看板から右(南東)へ曲がり、傾斜も明確に緩くなります。11%→7%位に
山頂へあと50mかというあたりで道はダートになります。
この右辺りが丁度旧ゲレンデの滑り始め、ちびっ子ゲレンデがあったはず
なんですが、ただの森でしかありませんでした。木が生えまくっているから広場ですらないんだよね
その後に唯一の遺構、駐車場?の横を通ります。
この西手前に旧管理棟があった筈なんですが、相変わらず跡らしきものすらなし
というか、ここも右に大きく開けていた筈なんだけどなあ。
相変わらずの森の中、最後にヒョイっと登ると山頂は目の前です
遠望峰山頂です。標高は443mまで上がってきたので初夏の今なら結構涼しい
旧人工スキー場で言うと開発した区間の南端でスペースは狭い筈なんですが、現在では最も開けた所です。
この北西一帯にスキーリフト関係の施設がかつてはあったんですが、何も見えねえな。
山頂の南から先ほど見た駐車場?に入れます。地味に山頂よりも高い所にある
脇にはタンクがあって動いている感じがしなくもない
駐車場かと思って一周してみるんですが、どうもスペースが狭すぎる感じがします
と言うより昔は車道なんてそもそも通っていなかったんだし、駐車というのも変な話。
人工雪を降らせる、リフトのメンテ関係機器などの置き場にでもなっていたんだろうか
昔からアスファルトだったようなので、休憩所の線は薄い。フィールドアスレチックの待合スペースとか?
ちなみにこの北のフィールドアスレチックがあったはずのエリアは…まあ森でしたね
山頂に戻ってきました。山頂の奥(北西)に何かないかと思って歩き回りたいんですが、想像以上に薮がすごい
南の擁壁は残っていて、草で全く見えない所もあるので下手にうろつくと足元が抜けて真っ逆さまです。
探索は秋〜冬が良さそうです
しかし、山頂から真西あたりを見たらちょっと開けていました。
丁度展望台の建物があった空間なので、あの奥に行けば何か石組くらいは見つかるかもしれません
草が一通り枯れる時期になったら行ってみたいと思います。西側の擁壁が低そうなのでそこからかな
追記その2:この奥を冬に見に行きました。
そもそも、頂上少し手前(西)に下り口が用意されていたようです
そして予想した通り、痕跡はほぼありませんでしたが収穫はありました。
まずは看板裏。その下にゴミ箱がありました
ここにある意味はよくわかりませんが、痕跡がほぼない一帯においては重要な要素です
そこから降りたりして南西の旧施設跡方面へ。
下り口は3枚めだと画面右辺りにあります
道は他の作業道を含んでいるのか、木に紐が結ばれており迷いにくいようになっています
下り始めすぐにある平めな一帯がリフト下り口と円錐体の売店?的な建物区域です
なんもない以前に探索自体が困難だっつうの…!
ヘルメットをしていたので無理やり突っ込みましたが徒労に終わりました(石組すら見つからず)
諦めて別口から下りたところ、ゴミ箱2個め。
斜面下なので施設関係とは思えませんが、係員などが使っていたのだろうか
ちなみにこの辺りはまだ登山道が見えます。奥に上り途中の標識があります
下って違う視点から現場を眺めようと試みます。
なにかの陶器跡があるがここは建物関係ない作業道の途中なので不法投棄くさいです
そして変に明るいところがあるなと思うと…それは直線的に下っている
今でもストビュで確認できるリフト跡か!掘って造成したのか、段差になっているのですぐ察せます
ここ一帯特有の笹薮でとてもなぞる気にはなりませんが、これは数少ない痕跡らしい痕跡でした
他は作業道が数本ありましたが関係はなさそうでした。
さあ下りすぎてもなんですし戻り…ん?
戻り途中なので目線は上ですが、リフト下り口の真下辺りになにか見えます
配電盤の跡が!浄水槽と書いてあったはずです。
駐車場(ではないと思うが)跡付近のもの?にしては遠いので、売店の地下階あたりにあったのかな
ともあれ、これがとぼねスカイランドの存在をハッキリと示す、唯一の痕跡でした。
帰り途中に西に逸れて、一番西の滑走路の降り口。
藪だらけで判別きついですが、左に斜面が続いていました。でもそれだけでした
あとは建物右(東)側は南側の崖がコンクリ留めされていました。擁壁ってほどではない
あとは奇妙な形状の擁壁を眺めながら戻ったのでした
追記その2終わり
山頂を過ぎたら森の中に入り、ゆっくり下りだします。東海自然歩道の下山口は2枚目から
看板の案内通り、250m東に展望台がありますが展望台はないです(矛盾)建物がないってことです
この辺は元からこういう道だったようです
追記その3:浄化槽の手前(南)にゴミ箱が2つありました。
アスレチックエリアの受付かな?まあ再探索しても林道というか作業道しかなかったけど…
あと、標識?の柱の跡がこの東側にありました
追記その3終わり
100mほど歩いた所で柵がありました。整備用の何かがあったのだろうか
その後には建物跡と思わしき空間がありました。これと言ったものはなかったと思うので作業小屋かな
ここ一帯はそもそも南側が少し切り開かれていた筈なので、むしろ後で木が生えてこうなっているのかも。
奥に駐車場の光が見えてきた頃、野道ながら分かれ道が見えてきます。標高は430m位
2本ある駐車場への道の西側です。こちらはやや荒れがちの階段
昔は舗装されていたように見えるんですが、野に戻っています。
もう少し東に下っていきます。奥が開けてきました
景色が開け、2本目の駐車場への道が見えてきました。
そして右にも分岐が見えます。こちらは地図通り旧展望台らしき所への道です
でも、現在の展望台はどちらへも行かずに駐車場への分岐を東へ直進します。
そして展望台ですが建物の類は一切なく椅子が3箇所置いてあるだけ…でも景色は良いです!
竹島ではなく三河大島が見え、奥の渥美半島は多分左が蔵王山です
これはこれで広々としていて良いものです。
ただここは建物跡地なので、一段下に昔の駐車場への第3の道が通っていました。
こちらは旧展望台らしき所への道からの続きで、元から野道だったようですが藪が深めです
追記その4:手前の右(南)分岐から下に降りています。
恐らく建物はこの2段めの段差にあったと思われ、平らに均された空間が広がっていました
一番下まで下りました。すると緑色のレンガ組の道の跡がありました
ここは建物のさらに下なのですが、通路になっていてそのままにされていたみたいですね
ちなみに地味に崖はコンクリで固められていた(4枚め)。ここからでも駐車場へアクセスできました
追記その4終わり
現在の駐車場への道は後ろです。皆が歩いているので道になっている
東に向かうわけではなく、一旦南に下ります。
下りは急め、その後に先述の本来の駐車場への道と合流して東進して駐車場へ着きます。
3枚目は降りた駐車場から後ろを向いて撮った登り口です
さて駐車場に着いたんですが、まずは南への歩道橋へここから行けそうな気がしているので道探し。
正規ルートは山頂から下り始めに見た看板~南の歩道橋へ一直線に降りる道ですが、
駐車場南東端から道が伸びている道がずっと気になっていたので見に…2枚めで藪が深すぎて諦めた図。
この藪を越えたら普通に道があって下山道へ合流できそうな気がしたけど無理せず戻りました
追記その5:これが追記その4の、一番下の道へ通じていたようです。季節で全然別の風景になりますね
もう一本の怪しい所も見てみても道筋が見えない。
こっちは正式に三河湾スカイラインからのショートカットがある筈だけど見る所間違えてる?
まあ駐車場を見て戻れれば良いので進まないでおきます。
追記その6:やはりというか、見る場所間違えていました。
↑は端点から右(南西)を見ていましたが、左(南東)を見ると降りる道がちゃんとありました
草が生えていたりして見落としたのかな?とりあえず下り口は端にある低い柱が目印なのは間違いないです
追記その6終わり
というわけでやっと出てきましたとぼねスカイランドの駐車場。
割れ目から草が生え放題で今や車の乗り入れはちょっと面倒そうな感じですが
カンカン照りでも標高は相変わらず425mはあるので風がまだ涼しげです。
水1本でずっと探索できそうな感じ
駐車場は白線や誘導矢印などがまだ残っている感じです。
北東区画が大型用で、そちらへの矢印はなかったので一般車のみを想定していた様子。
駐車場には鉄塔が3本あります。1枚目から東、北東、北西で高さはどれも50mくらいだそうで
スキー場営業時は北東の一本だけだったので増設したようです
あとは駐車場をのんびり歩き回っていました。
東側はまだマシな状況だけど西側が大分木が生えていました。逆に木陰で休めるポイントに
今となっては広々としたアスファルトの空間で開放感があるだけの所ですが、
昔はここは車を停めるだけで遊歩道経由で人工スキーをしに向かったわけだ。
ちなみに北西あたりから御嶽山がワンチャン見えるかも、とのこと
木が高くて無理そうだと思ったけどね。
追記その7:痕跡としては街灯跡や看板の枠組みがありました。
追記その7終わり
ぐるぐる2周くらいしたら北の元正式な出入り口から帰ります。
どう見ても細い一本道ですがこれは雑草に侵食された結果で、元はもう少し広い2車線だったようです
ちゃんとセンターラインあるし。
三河湾スカイラインまで降りる…手前にゲートがありますが、これは普通に抜けられます
開けるとか越えるとかするまでもなく、
ちゃんと左(北西)側が人一人分空けられている上、そこには展望台への案内があります。
GoogleMapだと立入禁止みたいなレビューがありますがあれは勘違いです
ゲート前に車を停めたりしなければ、人の出入りであれば問題ないのです。
というわけで普通に三河湾スカイラインへ戻ってきましたが、目の前には西へ展望台への案内が。
いやそっちでも天の丸~遠望峰山経由で行けるけど、間違いなく90度曲げられてるでしょこれ?
2枚めは後ろを向いて。関係者以外立入禁止より展望台の案内の方が新しそうな辺りが判断のカギです
あとは三河湾スカイラインの南側頂上からゆっくり降りながら天の丸へ戻ります
がけ崩れが養生されていたり。先月の大雨かな
その後は防水そうの標識があったかと思えば水が出ていたので日除けを濡らして冷やしたりなど
この時期の水はまだまだめっちゃ冷たいな。
ちなみにこの小さな池みたいなものが防水そうでいいのだろうかと思ったりして天の丸まで戻りました
後は帰ります。北に行きたいので坂本ICへ東進してR1方面へ
路上展望台をまた通るのでパシャリと撮影したり。今回は歩行者や車が止まっていました
本当に定番スポットなんだよ。
東へは標高375m→400mへ5%で登って386mへ降りた後、
415mへ8%で登り直して一気にICへ…
降りようとしたら右(南)に柵で仕切られた謎の空間を見つけました。
旧料金所?はこの手の有料道路だとICで徴収しただろうし…
入る自体は右(東)から野道でアクセスが可能でした。
入った感じはさっきの旧とぼねスカイランドの駐車場と雰囲気同じ…北の桑谷山展望台の駐車場だったのかな
南奥には椅子がありましたが柵にかなり近いな。眺めは本日最高レベルでした
蒲郡市街の東側かな。手前の眺望が良いのでここからは竹島も見えました
あとはひたすら平均-8%位で下って坂本ICへ。ただし通行止め予告があって「?」ってなる
交通情報で予告とか全然なかったぞ。でもこの間の大雨の影響で、というのはあるかと思いながら降ります。
下り中にも少し景色が見えるスポットがありました
坂本IC。本当に東行きの出口は通行止めでした
但し西行きの出口は通れて「??」って思ったら東行き出口の丁度合流路部分だけが土砂崩れ。
復旧工事をしていましたが南北通過も問題はありませんでした
坂本ICからの北行きはアジサイ多めできれいな道でした
これにて県道525号脱出、あとはゲーセンに寄りに北上していきます
北上ですが初手は南下していきます。まあ標高落としていくと考えると自然と南下する形になるけど
2枚めは南の三河湾スカイライン方面を見て。
現地でも「林道じゃなくてこっち来ればよかったなー」って強く思っていました
10%含みのかなり急な下りで標高320mから115mまで一気に降ります。
貴船~坂本IC以外のルートで三河湾スカイラインを登るのってどれも急で本当に無理ゲーなんですよ
ちなみに下っている道は西郡道というそうで、昔からの街道っぽいです
名電山中駅辺りでR1に合流し、西に降りていきます。旧東海道なんかも使いながら
美合も抜けた先で岡崎ICくぐるのが面倒だったので
西のオークワ→ガード下経由して岡崎環状線に乗ったのでした
シングルスピードで三河湾スカイラインは南からのアクセスでもかなり無理がありましたが、
今回の林道でなければ行けなくはなさそうでした。13%含みの林道はNG
あと、今回の三河湾スカイラインは遠望峰山に登っただけではなく他の展望ポイントも行ったのでかなり満足
次の課題も見つけたし行きやすいながらもなんだかんだ行ってよかったなという感じでおしまい
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